とある保育園で発表会があり、
後日、先生が子どもたちにこう言いました。
「発表会のおもいでの絵を描きましょう」
そこで、ある3歳の男の子はこんな絵を描きました。
先生は、これは何の絵だろう?と思いました。
3歳の絵なので具体的ではないけど、舞台?何かの場面かな?自分かな?
その子は答えました。
「ぼくをみている(客席の)おかあさん」
そう、その子にとって、発表会で一番印象的なのは客席にいる笑顔のお母さんだったのです。
確かに、小さいクラスの子どもたちは舞台にあがってまず、お母さん(たまにお父さん)を探し、目があったら安心し(こんな事できるんだよ)と誇らしげに舞台で演じたり歌ったりします。
やはり、子どもたちはご両親に認めてもらいたくて頑張るんですね。
発表会の終わりのお話で、多くの園長先生が
「うちに帰ったら、お子様を褒めてください」
とおっしゃいます。教育の視点からも褒める事は大事なんですね。
自分達が思っている以上に、舞台上の子どもたちは客席の保護者さんを意識しているのがこの絵でわかるような気がします。
長年、文教の映像を撮っていてずっと変わらない我々の願いは、映像としての記録は我々がきちんと残すので、ファインダーを通してでなく(ファインダーを通すと目が合いませんし、お子様が見つけられない確率があがります)、ご自身の目でお子様とアイコンタクトをし、気持ちが通じた上で、発表会やお遊戯会に臨んでもらえたら、ということです。
また、カメラをもってだと拍手もなかなかできません。
肉眼で観て、大きな拍手を送ってやれる事はとても素晴らしい経験ができます。
我々映像業者はひとりでも多くのママとパパの眼と拍手を子どもたちに届ける為に、努力し続けなければいけません。
店長でした。
この記事を書いた人
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店長
映像制作その他メディア制作
こどものためのメディアにかかわり20年以上
毎年こどもにいろんな事を教えてもらう日々
■ 好きなものごと・・・こどもが笑っているとこ
■苦手なものごと・・・人のもめごと、戦争
■ 趣味・・・自然と戯れる・ドライブ
こどもメディアでたくさんの笑顔を!
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